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心のブレーキの掛け方#1怒り編

感情が暴走してしまう時ってありますよね?

 

優秀なF1ドライバーはアクセルよりもブレーキの掛け方が上手いそうです。

貴方も心のブレーキを上手に掛けれるようになって、優秀な人生のドライバーを目指しましょう!

 

感情の種類は陰陽五行説では5つ挙げられています。

今日はその1つ「怒り」についてのブレーキの掛け方をご紹介します。

 

怒りの感情はなかなか抑えられません。

 

何故なら、貴方の中での「悪」の対象がはっきりしていて、貴方が「正義」であるからです。

正義という大義を得た怒りほど強力で破壊的なものはありません。

つまり、貴方の正義という大義のもと、怒りを爆発させてしまったとしたら、

傷を負うのは憎き相手だけでは済まず、貴方自身も犠牲を払わなければならなくなるのです。

私はオカルティストではありませんが、「人を呪わば穴2つ」という言葉は信じています。

 

話が逸れますが、呪詛というのは、怒りをもとに憎き相手を貶めるための祈祷です。

祈祷というのは、我が良くなるためにかける呪詛で、目的が違うだけで本来は同じ物です。

 

さて、怒りの感情が芽生えてしまった時、どのような対処法があるのでしょうか?

陰陽五行説では、それを「仁」を用いよ。と説いています。

仁とは、すなわち「思いやる心」です。

 

相手には相手の立場があり、守るべきものがあります。

それは貴方も同様です。

そこに齟齬が生じるから怒りの感情が芽生えるのです。

怒りに震えている状態で、相手を思いやれ!なんて超難しい事です。

凡人が出来る技ではございません。

 

そこで前述の言葉を思い出して下さい。

怒りを爆発させると、自分もただでは済まないということを・・・。

 

まず、怒っている自分を冷静に感じて下さい。

「ああ、今私はあいつに対して怒ってるんだな~」と。

それから、相手の視座に立って考えてみて下さい。

 

「なんであいつはあんな事をしたんだ?」から始まって、

「私だったらこうするのにな~」と。

 

自分だったらこうする。という考えが正しければ、相手が未熟だったことが分かります。

未熟者に対して対等に怒っている事事態、貴方は相手と同レベルにまで成り下がってしまっている

ことになります。

「いやいや、一緒にすんな!」と思えたらしめたものです。

「仁」の心が芽生えてくるはずです。

何故なら、貴方の方が格上だからです。

 

人は本来人を裁くことは出来ません。

司法の場では裁くことはできても、それは客観的な意見としての裁きです。

怒りを晴らすのとはまた別物です。

 

何事も因果応報の法則があって、人生のどこかで必ず未熟な者はその未熟さを学習せねばならない

経験を与えられます。面白いことに天が貴方に代わって怒りを晴らしてくれるのです。

自分はなんとか逃げおうせたとしてもそれはどこかの代で負債として払わなくてはなりません。

そうならないためにも、自分がしでかした負の遺産は自分の代でケリをつけるに限ります。

絶対というのはあまりない現象ですが、これは敢えて絶対の摂理と言っちゃいます。

 

なので、貴方は「仁」の心、憎い相手に対して思いやりの心を持つのは難しいので、

せめて可哀想な奴と思って静観していれば良いのです。

 

では逆に、相手に失礼なことをして怒らせてしまったとしたらどうすれば良いのか?

 

それは、心から謝罪することです。恩を仇で返すようなことだけは避けましょう。

相手も血の通った人間です。誠意を持って謝罪すればいずれ怒りの心は消えてゆきます。

中には執拗にゴネてくる悪い相手もいるかもしれませんが、それはその人が自分で業を増やしているのです。それは負の遺産として末代まで残ります。

そういう相手には専門家の力を借りて早期解決を図りましょう。

 

読者の方が、そんなポカをしないように祈ります。

というか、そういう憂き目に遭わないためにこのブログを書いています。

 

話がまたまた逸れましたが、要約すると、「怒り」に効く薬は「仁」(思いやりの心)だと

覚えておいてください。

 

逆にいうと、「仁」思いやりの心がまず先にあれば、怒りを買うことはそうそうないということです。

 

思いやりの心って大切ですね!

 

最期までお読み下さってありがとうございました。

次回は「喜」(快)についてのブレーキの掛け方を投稿したいと思います。