「占い師です。」と自己紹介すると、ありがたいことに興味を持ってくださる方々がたくさんいます。
で、いろいろ話が弾んでくると、必ず質問される占いの疑問が出てきます。
今日はその1つ、「生年月日が同じの一卵性の双子は同じ運命なのか??」
について、お答えいたします。
占いの種類もたくさんありますが、命学と呼ばれる占術は生年月日で運命を観ます。
命学にあたる占術は、「九星気学」「四柱推命」「西洋占星術」「カバラ数秘術」「宿曜占星術」
などが挙げられます。
どれも優れた占術で、同じ対象を観ています。それぞれの表現の仕方や観るポイントが違うので、
組み合わせる事で観ている対象を多角的により深く観れるようになります。
因みに私は、九星気学を軸に四柱推命と西洋占星術を参考に、対象者を深掘りしてプロファイル
してゆきます。
さて、双子ちゃんの運命は同じなのか??
年・月・日・時にはそれぞれ節という分かれ目があります。
産まれた双子ちゃんは、年月日までは同じですが、時間が若干異なります。
それが節の時間で分かれているようなら、運命は違ってきます。
では、節ではない時間帯に産まれた双子ちゃんはどうなのか??
運命とは、3つの構成からなります。
1つは天から授かったもの。=「天」
1つは親や先祖から授かったもの。=「地」
1つは環境から自ら学んで勝ち取ったもの。=「人」
これら天・地・人が揃って運命は形成されていくのです。
産まれたばかりの双子ちゃんは、天の部分が強いため、同じです。
シンクロをよく起こします。
双子ちゃんが成長して自我に目覚めてくると、地の部分が顕在化してきます。
趣味や嗜好は同じであっても、表現の仕方が変わってきて個性というものが目覚めます。
また、一人の人間をじっくり観察してみると分かりますが、人間にはいくつもの顔があります。
DNAが同じであっても、どの器官が発達していて、どういう思考が強いのか、によって表出する顔は変わって来ます。
個性が芽生えた双子ちゃんは、次に環境が変わります。
学校は同じでもクラスは別。高校になると別々の高校。進学するのか別の道に進むのか・・・
大きくなるにつれ、二人の環境は随分と変わってきます。
決められた宿命は同じですが、その宿命の中でのアプローチが、環境によって変わって
くるので、そこに大きな差異が生まれるのです。つまり運命は違って来るのです。
双子ちゃんでなくても、同じ生年月日時の人は同じ運命なのか??
という質問も、同じ回答となります。
宿命は、授かった家のようなものです。
運命は、その家をどのように使うかという、判断と意志によって変えることが出来る命です。
また、九星気学は方位を観ます。
双子ちゃんや同生年月日生まれの人は、人生のいくつかの重要なシーンで移動します。
同じ方角へ行くことはあまりありません。
そこに吉凶が出てくるので、景色は随分変わってきます。
結論:
宿命は一緒でも、運命は違う。なのです。
最後までお読み下さりありがとうございました。