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占い疑問あるある#2

こんにちは!鶯竜です。

 

さて、皆さんは占いのコラムなどで毎月や毎日の運勢をこっそりチェックしたりしませんか?

私も大好物で、何かにつけて占いをチェックしていたりします。自分で観れるのに・・・。

他の先生方の考察がとても参考になるからです。

 

さて、よくある質問なんですが、たとえば私が毎日インスタグラムで更新している九星の毎日の運勢

ですが、「これって同じ年の人は全部同じってこと?」という疑問を投げかけられます。

 

ごもっともですよね!

 

答えはYESです。

 

占いのコラムで運勢を観る代表的な占術は、西洋占星術と九星気学が有名です。

他の命学も割り出すことが出来るのですが、広く一般化しているのはこの2占術だと思います。

 

「私、獅子座なのに全く当らないの・・・」だとか、「九紫火星だけど当らない・・・」

とかいう人がいらっしゃいます。

それもそのはず。

毎月・毎日の運勢は、個人を観ているのではなく、そのグループに属する人の運勢の流れを大きく鑑定しているからです。

最小公倍数ではなく、最大公約数で観ているのです。

 

個人を鑑定する場合、西洋占星術では、生まれた時の星座と共に、生まれた時のアセンダントが重要な鑑定ポイントになります。アセンダントというのは、東の地平線にどの星座や惑星が位置するのかによって割り出すのですが、それによって個人差が出てきます。

九星気学では、生まれた年の九星と共に、生まれた月の九星やその各九星によって割り出される傾斜宮というのがあるため、個人差が出てきます。

 

そのため、広く一般の方を対象とせざるを得ないコラムの運勢に於いては、大きなグループの流れを読み取ることとなり、個人の運勢は割愛することになります。

 

「じゃあ、やっぱり当らんやん!」とツッコミが聞こえてきそうですが、

あながちそうでもありません。

 

私の経験則では、「大は小を兼ねる」で、小さな違いや、鑑定士の先生方の表現の仕方に差異はあれど、大体に於いてどのコラムも各グループに属する人達の運勢をよく捉えています。

 

特に、その人の性質などは読んでいて合点がいく人が多いのではないでしょうか?

 

性格は納得できるけど、運勢は当らない。

 

そのジレンマが、占いへの興味をそそりもし、軽んじられる要因にもなります。

本当にご自分の運勢を知るためには、然るべき鑑定士にきちんと観て貰うことをオススメします。

 

何故なら、色に例えるならば、貴方は「青」のグループですが、一口に「青」といってもその「青」は様々です。黄色味の強い青であったり、紫勝ちの青であったりするのは、個人をよく深掘りしないとわからないからです。

 

大きなグループの起こりうる運勢を読み取っているコラムで紹介する占いの運勢は、個人を観るのではないのでどうしても違いは出てしまいます。

ですが、他の色が交じった「青」であったも、「青」としての要素や影響は無視できません。

天気予報と一緒です。

○○県は雨。と予報がでてもエリアによっては雨が降らないこともあります。

それは、地形など様々な要因が微妙に違ったりするからです。

 

教師をなさっていた先生が私にこぼした言葉なんですが、

 

「今年入って来た生徒は自我が強くて統制が効かなくてやりにくい」

とおっしゃるので観てみたら、その年の生徒さんは五黄土星の年生まれ。

ざっくり言って、五黄土星さんは「王様」や「王妃様」の星で位が高いため、生半可な指導では従ってくれません。やりにくいのも当然です。

 

「先生にもいろんなしがらみがあるのは分かりますが、この年の生徒さんは、自分の意見を強く持つ星の子たちなので、先生個人の資質を敏感に観察しています。本来の教師としてのあり方や人間性をしっかり示さなくては従ってくれません。来年入って来る子達は従順な星の子なのでやりやすいでしょう。逆に、自分で考えて行動する癖をつけてあげることが、この星の生徒さん達の将来のためには重要になります。」とお伝えしました。

 

このケースは生徒さんを対象に観ましたが、新入社員などの性質を観るのにも大いに役立ちます。

 

占いというのは、当る、当らないという極論だけで捉えるには残念な学問だと思います。

どう活用するか?が本来の役目だと思います。

 

自分の星を知り、その星がどのような環境下の流れでもって進んでゆき、そのために何を備えるのか?

というのが一番大切な観点だと思います。

 

そういった視座に立って、占いというものを大いに参考にして捉えていってほしいと願います。