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なぜ私達は開運グッズを買うのか?

ゴールデンサークル理論をご存じでしょうか?

 

この理論は2009年にサイモンシネック氏がTED Talksでプレゼンした「優れたリーダーはどうやって行動を促すのか」の中で提唱した理論だそうです。

 

ゴールデンサークルは3つのサークルで構成されていて、真ん中が「WHY(何故?)」中核が「HOW(どうやって)」外核が「WHAT(何を)」となっています。

この理論は、人生観、商品開発、経営等々、あらゆる分野の基盤になる万能型理論だと思います。

 

よりユーザーの心を捉えるのは、WHY→HOW→WHATの順にアプローチをした商品や人生観。

例えば、忠臣蔵が今も尚日本人の心を捉えて放さないのは、このアプローチを見事に体現しているからです。

 

WHY=非業の死を遂げた君主への忠誠心

HOW=吉良邸への討ち入り

WHAT=命を懸けて吉良幸之助を討つ。

 

 

私達は、夢や可能性・信念や価値観を動機として明確に順序立ててWHATを提供した物語や商品に惹かれます。また、そういう人物にカリスマ性を感じます。

 

企業で必要なのは、「企業方針」であり、その企業方針を明文化するリーダーがいる企業は技術や資金力が不足していても業績は上げられると言われています。

 

身近な例をもうひとつあげてみましょう。

子供が生まれたとします。

 

WHY=私は親として子供を立派な人に育てたい。

HOW=良い食事を与えて良い教育を受けさせる。

WHAT=環境を整えることが最善だ。

 

という事になり、人は信念に突き動かされて選択肢を挙げ、何をするのかを決めて行動するのです。

 

では、タイトルの「なぜ私達は開運グッズを買うのか?」に立ち戻ってみたいと思います。

開運グッズは、まさにゴールデンサークル理論そのものなのです。

 

WHY=私達は皆様に幸せになって欲しいと願っています。

HOW=その為により効果的な方法を考えて提供します。

WHAT=素晴らしい開運グッズが出来ました。いかがですか?

 

いかがでしょう?そのものズバリですよね。

 

だから買ってしまうのです。

 

ユーザーである私達は、こういった理論に基づいて提供される商品に対して、どのように向き合えば良いのでしょう?

 

ここで前述の「企業方針」を思い出して下さい。

私というのは、私の人生のリーダーなのです。

不遇な目にあっていようと資金がない状態であっても、人生の方針を明文化できるでしょうか?

 

ゴールデンサークル理論を自分にあてはめてみるのです。

WHY→HOW→WHATを明文化してみましょう。

開運グッズを買いあさるのも、それに則していれば良いでしょう。

ただ、忘れてはいけないのは、WHYの部分です。

何故、私はこの開運グッズを買うのか??

それを忘れては、叶う願望も叶いません。

極論、WHYの部分を煮詰めて考えてほんの数文で言えるようになったら、道ばたに落ちてる石ころを開運グッズにしてしまう事も可能です。

 

開運グッズは、混沌とした日常の中で、忘れがちでくじけ気味なWHYを思い出させて鼓舞してくれる商品なのです。

また、そういう商品でなくてはいけません。

 

自分のWHYに立ち戻らせてくれるグッズは間違いなく良い開運商品です。

所有する動機付けが明確である物であればなんでもいいのです。

要は、何故それを買うのか?それを所有するのか?それによって何を叶えたいのか??ということを、その商品を見るにつけ、思い出し、信じて忘れず努力する始動点に立ち戻らせてくれる物、それが本当の開運グッズです。

 

買えば叶う。というものではありません。

 

私達は、どうやら最も大切な事を後回しにする癖があるようです。

様々に理由付けをしてはぐらかしては、責任を逃れようとしてしまうのです。数ある失敗を人や環境のせいにすると、自分は良い位置に立ってられるからです。貴方の上司やパートナーがそんな人だったら、忠誠心を示せますか??ここでいう貴方の上司やパートナーとは、貴方自身のことです。

 

貴方自身の人生に、ゴールデンサークル理論を取り入れてみてください。自分がブレない為の開運グッズがなんなのか?が分かると思います。