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嫌いな人を遠ざける方法

嫌いな人や苦手な人が一人や二人いて当然です。

 

その相手に日々の生活や心を侵食されないならいいのですが、

どうも心に居座っていて気持ちが晴れ晴れしないで、四六時中相手のことを考えてしまうのは、貴方の大切な人生を侵食されている証拠。

 

そんな不利益な相手を心の中から追い出す方法をご紹介しましょう。

 

「鏡の法則」といって、出会う相手は貴方を映す鏡だということをご存じでしょうか?

 

出会う相手が貴方にとって気分の良い人であれば、貴方自身も周囲にとって心地よい人なのです。

かたや、出会う相手がそうではない場合、貴方の心の奥底にあるコンプレックスや歪んだ願望・欲望などが人を介して顕われているのです。

 

先ず、何故自分はその人が嫌いなのか精査してみましょう。

紙に書き出すと明文化されてよく分かります。

 

「私は○○さんが嫌い。何故なら、□□だから」

というように箇条書きしてみて下さい。

ありったけ書き殴ってみましょう。

 

次に、それを良く読み直してみてください。

どうしてそう思うのか、考えてみましょう。

 

そこに、貴方自身の歪んだ願望や欲望は潜んでいませんか?

例えば、

「私は○○さんが嫌い。何故なら上司に可愛がられて贔屓されてるから」

だとすれば、貴方自身が○○さんのように贔屓されたいのです。

 

「私は○○さんが嫌い。何故なら私を裏切ったから」

だとすれば、貴方は相手に対して過度の期待(依存)をしていたのかもしれません。たとえそれが貴方にとってささやかな期待であったとしても、相手にとっては重責であり、モラルがそもそも釣り合ってなかったのでしょう。

 

ここで新たな法則をご紹介します。「作用と反作用の法則」です。

押すと押し返され、引っ張ると引っ張りかえされるという物理の法則です。

 

鏡の法則に則って現れた相手に対して、ネガティブで邪な感情で対応すると、同じだけのネガティブで邪な現象がそのまま貴方に返ってくる。という法則です。

 

この作用と反作用の法則を恐れて、自分の本心を押し殺して無理矢理、仏やジーザスのように慈愛の心で相手を肯定したり、憎い宿敵の幸せを願うなどしてみても、それはエセの仏心です。エセの仏心にはエセの仏心しか返って来ません。そうすると、自分自身に嘘をつくことになり、事態は更に悪化してしまいます。

 

本音の部分が変わらなければどうにもならないのです。

ですが、四六時中、「このモヤモヤ、どうしてくれるの??(怒!!)」

 

という想いが、貴方を支配します。

その感情を味わい尽くすのも手ですが、嫌いな人を遠ざける最短の方法は、その本音をデリートして書き換えることなのです。

 

前述の明文化した項目に、実は私はある種の羨望や期待を抱いているのかもしれない。。。と朧気ながらに気づけたら、一歩前進です。

ここで、作用と反作用の法則を思い出して下さい。

 

先ほどの例に挙げたような、こざかしい手札を使って上司に取り入っている相手や、誠実な貴方を裏切った相手は、貴方が何か特別なことをしなくても、作用と反作用の法則で近い将来必ず自滅してゆきます。

 

この物理的力学は絶対です。

 

では、相手が自滅の道を突き進んでいる間、貴方は何をすれば良いのでしょう?

 

それは、「自分に集中する」事です。

 

嫌いな相手は、貴方に足りないことを気づかせてくれているのです。

 

上司に贔屓されているあの人は、貴方に処世術の至らなさを教えてくれたのかもしれないし、貴方を裏切ったあの人は、期待という依存から貴方を自立に促してくれたのかもしれません。

 

それに気づけば、何をすべきかが見えてくるのではないでしょうか?

 

それに集中すること、これこそが「自分に集中する」ことです。

 

自分に集中していると、人の事で煩っている時間はありません。

尚且つ、自分のためになること(それが社会に還元できるものであれば最高です)に力を注いでいると、作用と反作用の法則に則って、必ずリターンがあります。

そうすることで、嫌いだった相手が遠い存在になるのです。

 

貴方が自分自身に勝つこと。

負けている間は、嫌いな人がワラワラと現われて来ます。

 

ワラワラと嫌いな人が出てくるのは、貴方が自分自身と向き合えていない、又は、自分自身から逃げている証拠ともいえるのです。

 

それを気づかせてくれるのが嫌いな人のお役目かもしれません。

そう思えたら、嫌いな人がいるのも悪くない。と思えるでしょう。

 

「人の尻みて我が尻直せ」とはよく言ったものです。

大いに嫌いな人を活用してみましょう。

 

そうなれば、転んでもタダでは起きない最強メンタルな自分に出会えるでしょう。

 

皆様に、HAPPYな毎日を!